2011年05月25日

【プレーヤーパートナー巻頭言(2010/04)】1970年代後半について -キリスト者学生会、そしてキリスト者OB会-(山本 幹)

『1970年代後半について ー キリスト者学生会、そしてキリスト者OB会 ー』

山本 幹
1979年3月卒 (岐阜純福音教会)

 1975年4月岐阜大学に入学して、聖書研究会に入りました。教育学部の先輩増田さんが一人で、聖研のチラシを配り案内していました。誘われて二人の集まりをしていました。二人だけかと思っていたら、なんと水曜日や土曜日になると工学部(隣の各務原市にある)から深谷さん、伊藤さん、市川さん3人の先輩が来て、いっしょに学ぶことが出来ました。

 深谷さんに誘われて、1年生の秋、東海地区(正式には地区とは言えなかったようですが)のKGKに初めて参加しました。最初誘われたのは訓練会でした。愛知県瀬戸市の森林公園で行われた、1泊2日の会でした。名古屋市や近辺のいくつかの大学の学生が20人ほど集まっていて、キリスト者の学生がこんなにいるのかと思ったことを覚えています。講師の柏岡さん(栄聖書教会)が箴言の御言葉から私たち若者に向けた明確なメッセージをされたのを覚えています。これをきっかけに、次は夏期学校に参加し、仲間に加えられていきました。当時栄聖書教会の学生が多かったように思います。先輩について一緒に活動し、学年が進むに連れ、いつしか自分たちも中心になって進めていく立場を引き継ぐようになっていきました。

 定例会は月1回もたれていて、たいていは名古屋駅の新幹線ガード下の商店街にあったCLC書店の奥の小さな部屋をお借りして行っていました。店主のちのみさんご夫妻が親切にいつも場所を提供してくださって、そのご厚意に甘えて定例会をもっていました。

 定例会では、各校の様子や課題を挙げて、祈り合ったり夏期学校や春期学校の計画、準備を行ったりしていました。今から考えると恥ずかしい事ですが、学生だけで行うため、講師の先生方を訪ね、十分なお礼も出来ないままご奉仕をお願いしていたように思います。当時KGKに参加していた学校は、主に愛知学院、愛知淑徳、金城学院、愛工大、愛大、南山、岐阜大でした。さらに三重大の学生とも連絡が取れ、キャンプなどに参加してくれたりしました。また、同じように小さな群れであった北陸の兄姉や休みで地元に戻って来た関東地区の兄姉もキャンプに参加してくれ交流できたこともありました。

 このころの大きな特徴は、専任の主事がいなくて、関東から来てくださる太田和主事やウイリス主事が定例会や各校を訪問してくださり、各校の群れを教え、励ましてくださいました。また、地域の教会の先生方に来ていただき、聖書の学びをして頂いたりしました。また、キャンプには必ず、主事が来て参加してくださいました。

 二つめの大きな特徴は夏期学校や春期学校に必ずOBが参加し、(OBの佐々木先生や梶先生にはご奉仕をお願いしたことがありました。)現役と同じように活動されたことです。キャンプがOB会の場でもあったようです。しかし、現役の活動を尊重し、応援してくれました。いつも励まして学生の足りないところを祈り、参加し、支えてくれていました。本当にありがたいことでした。また、OBの方との交わりもキャンプを通して持つことが出来ました。この頃のOB会の最大の目標は『東海地区にも主事を』ということだったように思います。OBの方々の口からよくこの言葉を聞きました。学生の働きのためにOB会が懸命に動いてくださり、長期に渡りウイリス主事が東海地区に来てくださったことがありました。学生にとっては大きな励ましとなりました。この時聖書研究の手引きを作ることも教えられました。

 こんな活動を通して、各大学では仲間が加えられ群れが成長していきました。続く後輩も与えられていきました。OBと共に歩み、OBに支えられ、OBも現役も同じように地区の学生の働きのために祈り活動してきたように思います。主事無き時代の主事役をOBの方々がしていてくださいました。 1970年代後半の記憶の一部です。他のOBの方で加えて話して頂ければありがたいです。(記憶違いの点は訂正してください。) 
posted by 協力会 at 20:53| Comment(0) | プレイヤーパートナー巻頭言

【プレーヤーパートナー巻頭言(2009/12)】成長させてくださる神によって(山崎龍一)

『成長させてくださる神によって』
山崎龍一
KGK総主事代行

 「たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくだる神なのです。」
(第一コリント3章7節) 

学生会20年を支えた協力会30年
 2006年秋、東海地区学生会発足20周年を迎えたことは記憶に新しいことと思います。さらに学生会発足以前に卒業生や諸教会との交わりである協力会が誕生、来年30周年を迎えることになります。  
 KGKとは、神様が学生たちの心に学内伝道の志を与え、常に学生が主体となって歩むキリスト者の交わりでした。その背後には常に、卒業生の祈りや諸教会との信頼関係があったことを深く感謝しています。それぞれの時代の協力会や卒業生会の方々が、祈りと具体的な支援によってKGK運動において「植え」たり、「水を注ぐ」働きに携わってくださいました。学生たちの働きが不十分に思えるときにも、成長させてくださる神様に委ねて支え続けてくださった諸先輩方の存在こそ、KGK存続の大きな理由の一つと確信しています。

浜田進主事から吉澤慎也主事へ  祈りに送り出されて直接、学生と交わりをもつ特権を与えられた主事として浜田進主事が立てられ、東海地区で4年間奉仕させていただきましたが、2010年3月をもって退職し神学校へと歩みを移すことになりました。後任を関東地区主事の経験もあり、来年3月に東京基督神学校卒業予定の吉澤慎也兄を東海地区主事とし、次の世代の学生達に仕えていきたいと主事会一同祈りをもって話し合い、今年の10月の全国理事会にて承認されました。来春からは吉澤慎也新主事と共に、学生たちが主によって遣わされた学内において、学内伝道活動を進めていきます。

卒業生会の10年
 協力会30年、学生会20年の歴史ですが、卒業生会の過去10年間の歩みもまた特筆すべき歴史ともいえます。もちろん協力会発足当時からKGKを支えてくださっている卒業生が多くいることを知っていますが、東海地区卒業生会としては約10年ほど前、奉仕者が立たず危機に直面したことがありました。その時期にはKGK卒業生の使命と責任ということについて、さまざまな意見交換がなされていましたが、ひとりひとり、主の御取り計らいによって奉仕者も与えられ、東海地区を支援する体制が整えられてきました。数年前には東海地区会計の自給を達成し、継続的なファミリーキャンプも行われるようになり、KGKが生涯運動であることを体現する交わりとして成長してきました。

これからの10年  新しく赴任する主事と毎年新しく入学してくる学生達によって、KGK運動は変わらず福音を学内に伝え続けることになるでしょう。福音は伝えられるだけでなく、伝える側、つまりKGK運動に参加するキリスト者学生の成熟という点に於いても大きな意味をもちます。学生伝道が真に実を結ぶとは、学生たちの10年以後の姿によって理解されるべきものです。

 10年後、30年前の学生はこれから人生の秋に向けて備えをし、20年前の学生たちは学生の親になっているでしょうか…。そして10年前の学生たちはファミリーキャンプの核になるメンバーになったり、職場や教会でよき働き手となっていることでしょう。一人一人が「遣わされた場において真のキリスト者であること」を貫いた結果生まれてくる人生の実りこそ、KGK運動なのです。歴史に生きることは、まさに未来を形成するものであり、やがて主が来られるまで学生伝道の働きは止まないと信じています。
posted by 協力会 at 20:51| Comment(0) | プレイヤーパートナー巻頭言

【プレーヤーパートナー巻頭言(2009/10)】次代に主を伝える(隈上正敏)

『次代に主を伝える 』
隈上 正敏
同盟福音・羽島キリスト教会 牧師

「・・・主がヨシュアに告げたとおり、イスラエルの部族の数に合うように、ヨルダン川の真中から十二の石を取り、それを宿営地に運び、そこに据えた。」
 ヨシュア記 4章8節

 主の恵みによって救われた者にとって、その救いを次代に伝えるのは主からの義務であり、特権である。

 今から22年前の春に前任地の新潟県から愛知県に転任したとき、すぐに東海地区KGK協力会の年次総会に出席させていただいた。当時、主事は金子さんとカレンさんであった。協力会の出席者の数は少なかったが、KGK運動に重荷を持っておられる兄姉方が出席しておられた。かつてKGK主事をしておられた梶先生、早川兄姉、佐々木先生、品田先生などのお顔を覚えている。ちょうど服部主事のときだった。東海地区代表で全国理事をしておられた梶先生が、何度目かの癌の手術のあと体調が思わしくなかった。そのために私にその務めをするように要請された。大任だと思ったが、主の必要とあらば、と思ってお引き受けした。その頃のKGKのある集まりのあと、エレベーターの前で早川兄と梶先生のやり取りを聞いて面白いと思った。早川兄は60歳を過ぎて、なお社長をしておられた。「本当ならば、私はもうとうに社長を退いていなければならない歳ですよ。」それに梶先生が応じて、「本当ならば、私はとうに死んでいなければならない者ですよ。」深刻な内容だが、主にあるものの軽妙な会話であった。

 KGKに関して心に残っていることがいろいろあるが、中でも2006年の春に豊田市北部の山の中で行われた全国大会は心から感動した。山の中の公共施設に全国から集まった大学生が、500人ほど集合していた。彼らが間違いなく次の世代を引き継いで主を証ししていく者たちだと思うと、心は感謝に満ちた。
posted by 協力会 at 20:47| Comment(0) | プレイヤーパートナー巻頭言