2011年05月25日

【プレーヤーパートナー巻頭言(2011/04)】共に希望を告白する隣人となる交わりへ(山崎龍一)

『共に希望を告白する隣人となる交わりへ』
山崎龍一
(KGK総主事)

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いつもの4月は、南から訪れる桜前線に背中を押されるように新しい人生の歩みへと踏み出す時期。卒業、入学、新社会人としての歩みが始まり、街には新しい制服やスーツ姿が人々の心を和ませる…。そんな平凡な風景が3月11日午後2時46分から一変し、その桜前線のニュースは被災地からのニュースにとって代わった。

言葉を失うような震災を前に、神の言葉をもって神の国を建て上げる使命をもち、この世を寄留者として歩むキリスト者の私たちの人生が大きく問われることになった。東海地区でも学生が祈り準備してきた春期学校が中断となり、卒業生を送る会も中止となった。哀しい出来事の前に、まさに哀しみの中に生きる人々の隣人となり、魂への深い慰めのとなる神の言葉を届けることができるのか…が問われている。

KGKではそのことばを宣教する使命を担っている「かの地」の教会に仕えるために、学生たちを派遣し続けることとした。すでに一定の期間を終えて戻ってきた学生からは「今まで使ってきた仕えると言う言葉の意味を問われ続けた数日間だった」と報告を受けている。愛、平安、感謝、仕える…多くのキリスト者としての言葉を、私たちは魂の奥深くから注ぎ出しているかをもう一度、考え抜き、祈りの中から生まれてくる人生を生きたい。

KGK活動で私たちは、日本キリスト教史などを中心に歴史認識の深さの中で、信仰告白の大切さを学び、交わりを通して人々の隣人になることを学んだ。ふと見渡せば、私たちの日常の中にさえ悲しみは渦巻き、それぞれの隣人になることから生まれる言葉が十字架の主を信じる者の言葉として、哀しみから立ちあがり、キリストにある共同体を形成するものとして歩むことを祈り続けたい。KGKが全国に展開し祝福されてきた60余年の歴史は、この時に互いに隣人となるためだったと告白したい。「がんばれニッポン」という言葉がテレビやメディアを通して語られている。米国の9.11直後にも米国には星条旗が街にあふれた。しかし、私たちはもう一度、問わなくてはならない。真に私たちを立たせ、希望を与え、悲しみの中にあってそれでも「神は愛なる方である」と告白できるのは、キリスト者としての共同体であり、それは教会であることを。
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【プレーヤーパートナー巻頭言(2010/12)】協力会30周年記念集会(金子昭彦)

『協力会30周年記念集会』
金子 昭彦
(こどもの国キリスト教会牧師・KGK理事。元、東海地区主事1985-91)

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先日は、久しぶりに名古屋をお訪ねし、東海地区の卒業生のみなさんや先生方にお会いでき、とてもうれしかったです。東海地区協力会30周年記念集会にお招きくださったことを心から感謝いたしました。

今回、講演を依頼されたことは、私にとってある意味で重荷でした。というのは、30周年記念集会という大切な場で「講演」をする、なんてことは自分にふさわしくないことであり、依頼してくださった方々や当日おいでくださったみなさんの期待に応える自信がなかったからです。しかし、25年前に東海地区で奉仕していたころの証しをしてください、という依頼を、勝手に「昔話」をしてもいい、と解釈し、少しほっとしました。

しかし、私が今回とても驚いたのは、「講演」の準備に苦しむだろうな、と思っていたのが、「昔話」の準備がなんと楽しかったことか、ということです。かつてのことを思い出しては原稿に書く、という作業をしながら、心の中には神さまへの感謝がわき上がってきたのです。思い出すことは一つ一つの断片なのですが、しだいにそれらが一つに繋がってくるのが分かるのです。そして、そこに神さまの見えない手がはっきりと見えてくるのです。1960年代から始まった東海地区におけるKGKの働きと支える方々のさまざま取り組みが、神さまのシナリオに沿って進められてきたのだなあ、と感動しました。

もう一つ驚いたことは、当日、会場に着いたらおそらく緊張するだろうな、と思っていたので、緊張はしていましたが、それを上回る楽しい思いでみなさんと交わることができたことです。私が東海地区で奉仕したのはわずか5年半でしたが、故郷に帰ってきた息子を見るように、みなさんが迎えてくれたここと、私自身も昔いっしょに遊んだ友だちに会ったようななつかしさを感じたことは何よりもうれしいことでした。KGKはやはり一つのファミリーであったのです。神さまは、このファミリーの中に与えられた子どもや孫たちに、日本における学生伝道の使命を託してくれたのはないか、とつくづく思いました。
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【プレーヤーパートナー巻頭言(2010/10)】さあ、あなたも協力会30周年記念集会へ!(関 昌宏)

『さあ、あなたも協力会30周年記念集会へ!』
関 昌宏(春日井栄光キリスト教会牧師)

「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」
詩篇103:2

 ヘンリ・ナウエンが誕生日に関して次のように記しています。「誕生日はとても大切です。誕生日に、私たちは生きていることをお祝いします。」「誕生日のプレゼントは、家族や友人たちにとって、私たちがその人生の一部となっているという喜びを表します。」「私たちが何をし、何を成し遂げたか、何を持っていて誰を知っているか、ということが大切なのではありません。大切なことは、私たちが今ここにいるということだということを、誕生日は思い出させてくれます。」(今日のパン、明日の糧2月13日)

 この記述は間もなく迎えようとしている「東海地区協力会30周年記念集会」にもそのまま当てはまることでないでしょうか。時代の変化が激しいなかで、世の組織や制度は次々に廃れています。しかし東海地区におけるKGKの働きは、まず協力会が30年前にスタートし、その働きが今も継続している。この地においてKGKは今も生かされ用いられている。それは主が御目を留められ、恵みを注ぎ続けていてくださるからに他なりません。

 以前この「プレーヤーパートナー」に正直なところ私は学生時代、決してKGK活動に熱心ではなかったことを記しました。そんな私が今は協力会に加えられ、KGKをサポートする立場に置かれていることは主の不思議としか言いようがありません。中年になってからですが、KGKは間違えなく私の人生の一部となっています。それも大切な一部です。協力会運営委員となってから、何か大きなことが出来たわけではありません。でもKGKという大切な働きに今、私が関わらせていただいていることに深い感謝をおぼえるものです。

 こうした思いは私だけのものではないでしょう。これまでに様々な形でKGK活動に関わってきた全ての者が、同じ思いを共有できるのでないでしょうか。その思いを礼拝、感謝、交わりという具体的な形に出来る場が企画されています。11月13日(土)に開かれる「協力会30周年記念集会」です。神様は、この地にゆかりの深い金子昭彦元主事を講師として備えてくださいました。この集いにもっともふさわしい方と思います。学生や卒業生の皆さんも、サポーターの皆さんもどうかお集りください。ともに感謝と礼拝をささげましょう。楽しい交わりの内に明日への希望を語りあいましょう。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
posted by 協力会 at 21:01| Comment(0) | プレイヤーパートナー巻頭言